べーレンライター版のベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集がついに発売! [ベートーヴェン:弦楽四重奏曲]
随分長い間更新していませんでした。
オルフォード四重奏団の全集を聴く、と意気込んで更新を始めたはいいものの、何かと雑用が増え、仕事も始まり・・・、聴きたいCDも増えて・・・、とどんどん更新のペースは落ち、今に至るわけです、ハイ。
そのオルフォード四重奏団もほとんど聴けていない。途中で興味を失ってしまったというのが正直なところです。
正直申せば、精神状態も、少し弦楽四重奏の世界から遠ざかっておりました。元来はオーケストラものが大好きなため、気持ちが安定していたり、高揚した気分のときには管弦楽を大音量で聴くわけです。
秋も深まり、さて、室内楽の季節だなと思った矢先、エンデリオン四重奏団がべーレンライター社による新校訂によって全集を録音してくれました。
しかしながら、楽譜は今だに発売されていませんし、問題の多い後期四重奏曲集に関してはどうなることやらという思いです。
それが先に音になったわけ(発売の経緯についてはやくぺん先生のblogをご参照のほどを。実に興味深い内容です)。
はじめのうちは敬遠していましたことを告白します(汗)。
これ以上、全集が増えたら、小生の部屋はベートーヴェンだらけになってしまう。
しかし、音にされたことのない曲や、ベートーヴェンの創造に俊英ジョナサン・デル・マーがメスを入れる!という知的興味を掻き立てるような販売手法についに抗しきれず。
それにしても、新譜10枚組みが7,000円しない時代って、どうなんですかね?
怖ろしいとは思いませんか?
演奏家はコンピュータによる演奏と生存競争を強いられ、湯水のように使いまわされていく。
手を合わせて聴きましょう。合掌。
演奏内容については、また改めて書くことにしましょう。
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